
シニア世代の矯正治療
シニア世代で矯正が必要な歯並びとは?

年齢を重ねても、矯正治療を受ける意義は決して小さくありません。
シニア世代の方にとって、歯並びや噛み合わせの乱れは見た目の問題だけでなく、食事のしやすさや口腔ケアのしやすさ、ひいては全身の健康状態に大きく影響するためです。
しっかり噛んで食べられることは、認知症や栄養状態の改善にも好影響を与えるとされています。
一方で、加齢により歯周組織の状態や骨の柔軟性が低下していることもあり、治療を始める際は慎重な診査と治療計画が欠かせません。
当院では、メリットだけでなくリスクも丁寧にご説明し、安心して治療に臨んでいただけるよう心がけています。
歯周病の進行が見られる場合には、まずはその治療を優先する必要があります。
矯正によって歯と歯の間に隙間ができること(ブラックトライアングル)や、口腔内の違和感を強く感じやすい点にも配慮が必要です。
当院では、メリットだけでなくリスクも丁寧にご説明し、安心して治療に臨んでいただけるよう心がけています。
矯正と歯周病・インプラントの関係
シニア世代の方が矯正治療を受けるにあたり、歯周病との関係性はとても重要です。
歯周病は40代以降の多くの方に見られる疾患で、歯を支える骨が減ってしまうことで歯が動揺しやすくなります。
矯正治療を行うには、歯と歯ぐきが健康であることが前提となるため、必要に応じて歯周病治療を並行して行う必要があります。
また、すでにインプラント治療を受けている方もいらっしゃいますが、インプラント自体は動かすことができません。
そのため、インプラント周囲の天然歯を中心に矯正治療を行い、噛み合わせ全体を整えていく方針をとります。
当院では、歯周病やインプラントの有無を含め、現在の口腔内の状態を丁寧に診査・診断したうえで、無理のない治療計画をご提案いたします。
複雑な状況でも、矯正治療によって快適な口腔環境を整える可能性は十分にあります。
部分矯正という選択肢
シニア世代の方には「全体的な矯正ではなく、前歯だけ整えたい」「噛み合わせのバランスを少し調整したい」といったご希望を持つ方も多くいらっしゃいます。
そうした場合に有効なのが「部分矯正」です。
部分矯正は、限られた範囲の歯を対象に矯正装置を使用して動かしていく治療方法で、治療期間や費用の面でも比較的負担を抑えることができます。
全体矯正に比べて体へのストレスも軽く、短期間で目的を達成できるケースもあります。
当院では、マウスピース矯正(インビザライン)とワイヤー矯正のいずれにも部分矯正の適応が可能です。
目立ちにくい装置を使用することで、治療中の見た目への不安も軽減されます。
現在のお悩みやご希望に合わせて、部分矯正が適しているかどうかも含めて丁寧にご案内いたします。
治療期間の目安

シニア世代の矯正治療は、歯や歯周組織の状態に配慮しながら、無理のないペースで進めていくことが大切です。
治療期間は全体矯正でおよそ2~3年が目安となります。
部分矯正であれば、半年~1年程度で完了することもあります。
治療中は月1回の通院で経過観察・調整を行います。
患者様のご予定や体調に合わせて柔軟に対応いたしますので、忙しい方でも無理なく通院を続けられます。
シニア世代だからといって矯正治療を諦める必要はありません。
当院では、年齢や口腔状態に合わせた最適なペースで進めていきます。

熊本市北区で
シニア世代の矯正治療を
お考えの方へ
これまで矯正治療に踏み出せずにいた方も、今から始めることには十分な意味があります。
年齢を理由に諦めるのではなく、これからの生活をより快適に、健やかに過ごすための手段として矯正治療を考えてみませんか?
熊本市北区の北熊本おはな歯科・矯正歯科クリニックでは、マウスピース矯正(インビザライン)とワイヤー矯正(クリアブラケット)に対応しており、見た目や装着時の負担に配慮した治療が可能です。
また、初診時には精密な検査を行い、お口の状態に合わせた治療方針をご提案します。
熊本市北区でシニア世代の矯正治療をご検討中の方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。






